Amazon Cognito

パスワードハッシュインポート対応

2026年7月 新機能アップデート

これまでの課題

Amazon CognitoのCSVユーザーインポートには制限がありました。

  • 既存システムからユーザーをCSVでインポート可能
  • しかしパスワード情報は移行できなかった
  • インポートユーザーは初回サインイン時にパスワードリセットが必須
  • ユーザー体験の低下・移行コストの増大が課題に

新機能:パスワードハッシュインポート

何が変わったのか

CSVインポート時にパスワードハッシュを含められるようになりました。

  • CSVファイルにパスワードハッシュを含めて指定可能
  • インポート後、ユーザーは既存の認証情報でそのままサインインできる
  • パスワードリセット不要でシームレスな移行が実現
  • インポート時にソースシステムのハッシュアルゴリズムを指定する仕組み

対応ハッシュアルゴリズム

主要なパスワードハッシュアルゴリズムをすべてサポートしています。

アルゴリズム 特徴
bcrypt 広く普及した適応型ハッシュ
scrypt メモリハードなハッシュ関数
Argon2id 最新の推奨アルゴリズム
PBKDF2 (SHA-256) 標準的な鍵導出関数

セキュリティ設計

インポートされたハッシュには追加の暗号化保護が施されます。

  • 保存前に暗号化保護レイヤーが追加される
  • 初回サインイン時にインポートハッシュで検証される
  • 検証後はCognitoネイティブな認証フローへ移行

利用方法

3つの方法で今すぐ利用開始できます。

  • AWS Management Console:インポート画面でアルゴリズムを選択
  • AWS CLI:コマンドラインからインポートジョブを実行
  • AWS SDK:アプリコードからプログラマティックに操作
  • 利用可能リージョン:Cognitoが提供される全AWSリージョン

まとめ

今回のアップデートで移行体験が大きく改善されました。

  • パスワードハッシュをCSVに含めてインポートが可能に
  • bcrypt / scrypt / Argon2id / PBKDF2(SHA-256) に対応
  • ユーザーは初回から既存パスワードでサインイン可能

ユーザー移行のフリクションをゼロに近づける重要アップデート

Thank you!